【オールスパイス】バズっている「ジャークチキン」とは?「香りも味も半端ない」“松屋参入”で再燃――ジャマイカ料理はなぜ人気?
【要約】鶏肉をスパイスに漬けて焼く“ジャーク”が、松屋の新メニュー投入を機に再注目。ボブ・マーリー映画やフェスでジャマイカ文化の露出が増え、提供店も半年前比で50軒超増。家庭向けシーズニング流通と“鶏肉価格の安定”が追い風。
引用元(全文はこちら→)Yahoo!ニュース/TBS NEWS DIG「『ジャークチキン』なぜ人気?」
「ジャークチキン」人気ポイント
- 松屋が全国で販売開始:価格は税込890円。店内はみそ汁付き(持ち帰りは別途)。玉ねぎソースを載せた“松屋流”の仕立て。発売は2025年9月16日から順次。
- “ジャマイカ人気”の波:2024年にボブ・マーリー映画が公開、各地でフェス開催。ぐるなびも“2025年の注目”として言及し、2024年11月からの半年で提供店が50軒以上増。
- 家庭でも浸透:カルディ等の“かけるだけ調味料”で再現可。物価高の中でも鶏肉価格の安定が普及を後押し。
「ジャークチキン」とは?

「ジャークチキン(Jerk Chicken)」は、カリブ海・ジャマイカ発祥のスパイシーな鶏肉料理です。
“ジャーク(jerk)”とは、もともと「突き刺す」「すり込む」という意味の言葉で、
スパイスを肉にしっかり染み込ませて焼く調理法を指します。
特徴的なのは、オールスパイス(Allspice)と呼ばれる香辛料。
シナモン、クローブ、ナツメグを合わせたような甘く芳ばしい香りで、
そこにスコッチボネット(ジャマイカ特有の唐辛子)やタイム、ガーリック、ライム果汁などを加えることで、
「辛味・香ばしさ・酸味」が絶妙に重なる独特の風味になります。
作り方は?(レシピ)
材料(2〜3人分)
- 鶏もも肉(または手羽)…約400g
- オールスパイス…小さじ1
- 一味唐辛子またはハバネロパウダー…少々
- にんにく(すりおろし)…1片
- 玉ねぎ(すりおろし)…1/4個分
- しょうゆ…大さじ1
- 塩…小さじ1/2
- 砂糖…小さじ1
- ライム果汁または酢…小さじ2
- サラダ油…少量
手順
- 材料をすべてボウルに入れ、鶏肉をよく揉み込む。
- 密閉袋に入れ、冷蔵庫で一晩漬け込む(最低3時間)。
- オーブン200℃で20〜25分、または魚焼きグリルで両面を香ばしく焼く。
- 仕上げにフライパンで軽く焦げ目をつけると、香りが立つ。
※スコッチボネットが手に入らない場合は、ハバネロや一味唐辛子+黒こしょうで代用可。
※本格的に近づけたい場合は、焼く前にアルミホイルで覆って5分ほど燻すと良い。
「ジャークチキン」への反応
手軽×スパイス香×鶏の安定価格――“いま”の日本に刺さる条件が揃った。
鶏×オールスパイス×スコッチボネットの“刺さる辛香”。好き嫌いは分かれるが手作りも容易。※唐辛子の種の扱いは法令に注意。
松屋の開発は試験販売→全国展開の巧さが光る。個性的メニューで市場全体に波及させる手腕も含めて有能。
「邪悪チキン」――背徳感のある濃い旨み。自宅ではスパイス追加やBBQソースで“重ねがけ”すると中毒性が増す。
10年前にも一度流行。カルディの素で漬けて焼き、ライムを添えると弁当にも合う。松屋版は玉ねぎソースが独自。
炭火でただ焼くのではなく、蓋を閉めて燻すのが現地流。ドラム缶グリルの香りは家では真似しづらい。
流行物は廃れも早い。小資本で専門店を立てるなら、ブーム終盤のリスクを冷静に見た方がいい。
チェーンは辛さ控えめで“松屋風”。本場はもっとホット。家庭なら市販タレや合わせスパイスで十分再現できる。