TiktokやYoutubeでよく観る、石を買って切る動画は何?翡翠(ヒスイ)?水晶?お金で石をたたくのは何?中国?ミャンマー?どこで行われているのか?「赌石(賭石)」ついて調べる
怪しい店で石に光を当てて、選んだ石を大金で購入し、その石をカッターで切ったり、ドリルで削る動画です。
不思議なこの動画の正体を、自分なりに調べてみたいと思います。
フェイクもあると思いますが、実際にこのような風習があると思います。
この動画の行為は「赌石」で、「翡翠(ヒスイ)」という宝石を売っている
どうやら、この行為は「賭石」と言うようです。
百度検索「赌石」より
石ギャンブルは宝飾業界の用語で、ジェダイトの原石を取引する方法で、雲南省とミャンマーの国境地域で人気があり、ギャンブル性があります。翡翠は採掘されるとき、風化した皮の層に包まれているため、翡翠の良し悪しを知ることはできず、翡翠の品質は切断して初めてわかります。
石賭博の初期には、石賭博ではなく賭博場と呼ばれていましたが、石賭博師には、第一に優れた挑戦能力、第二に冒険心、そして第三に豊富な経験が必要です。私は石の賭け市場で一夜にして金持ちになる人を見てきましたが、もちろん、一夜にしてすべてを失う人も排除しません。
中国雲南省瑞麗市で行われているのが濃厚
「賭石」は、古くから行われている取引で、ミャンマーや中国雲南省で行われてきた歴史があるとのこと。
中国雲南省あたりで、「玉」(ヒスイのこと)で検索すると、「瑞麗市」に「玉」に関係する店がヒットするので、「瑞麗市」に間違いないと思います。
主にミャンマーから翡翠を得ている
ミャンマーは世界でも有数の「翡翠」の産地です。
中国雲南省で取引されている翡翠もミャンマーから仕入れているようです。
中国退役軍人ユーチューバーも記しています。
小宝翡翠へようこそ!私は中国退役軍人のシャオバオです。私は中国とミャンマーの国境で育ち、ミャンマーの鉱山地域で費用対効果の高いジェダイト原石を直接入手しています。
概要欄より一部抜粋
2021年には、大きな事故も起きているようです。
グーグルマップを見ていると、中国雲南省とミャンマーは陸続きで、いつでも不法入国できそうに感じました。
お札で石をたたくのは「ゲン担ぎ」
お札で売った石をたたくのは、「当たりますように!」と購入者に念じているようです。一種の「おまじない」のようです。
中国人民元やミャンマーの「チャット」が流通している
@wl999238tf1 #jadeite raw stone cutting
♬ 原聲 – Handicrafters
これは中国人民元、100元札は2024年2月の相場では約2,000円(1元=20円くらい)
この動画では、紙幣を20枚くらい支払っているでしょうか?20枚×2000円ですので、日本円に換算すると40000円くらいを支払っていそうです。
@shkopingallax165 #jade #jadeite #crystals #realjade #gem #jadestonecutting
♬ original sound – JadeKing
大きい束になったお札は1,000枚単位になっていると予想できます。
1,000枚×2000円と考えると、日本円に換算して200万円で購入しているということになります。
この動画ではミャンマーの紙幣「チャット」が使用されています。
象が描かれたのは5,000kyat(チャット)です。2024年2月の時点で1kyat=0.07円とのことです。
5000kyatだと、350円くらいとのことです。
チャットで支払っている動画は、中国雲南省ではないかもしれませんね、レートが違いすぎます。
最後に
「賭石」は中国の古くからある取引方法らしいのですが、動画のすべてが真実とは限りません。
フェイクやフィクションの動画が相当数あるように感じます。
あまり信じすぎないようにしたいですね。
オーバーリアクションの髭のおじさんの動画はフィクションでしょうね。