医薬品の個人輸入は、海外で購入することと同じなので処方箋がいらない。だから、ＥＤ治療薬（バイアグラ、バリフ）や育毛（ＡＧＡ薬）、ダイエット薬が簡単に手に入る。

令和5年の円安傾向で、海外の医薬品も相対的に値上がりを見せています。

それでも、まだまだ需要の高い「医薬品の個人輸入」。様々な輸入代行サイトがありますのが、我々にとっては不透明な部分が多くありますので調べていきたいと思います。

日本国内では法律上処方箋が必要だか、海外では日本の法律適用がないので処方箋がいらない。

一番簡単にイメージできる「個人輸入」とは、例えば、あなたが海外に旅行に行くとして、現地で店頭にある「医薬品」を購入して持ち帰ることです。詳しくは↓をどうぞ

日本の処方箋が必要なのは「日本」だけである

当たり前のことですが、医薬品を購入の際に、日本の法律で定められている「処方箋」が必要なのは「日本国内」だけです。

処方薬に処方箋が必要なのは、「医師法」や「歯科医師法」、「薬事法（薬機法）」、「薬剤師法」等が定められているためです。

これらの法律による規制は、海外で薬を購入する際にはありません。

関税法などで、日本への持ち込みを規制されているものはある。

いくつかの法律により、日本に持ち込めない医薬品はあります。

そのような医薬品は、薬の個人輸入サイトでも購入できません。

たとえば、「睡眠導入剤」などの向精神薬は、「ベンゾジアゼピン」などが成分としてあるため、法律により日本への持ち込みが制限されています。

個人的に輸入しているだけなら違法ではない

個人で利用するためならば違法ではありません。

もしも、これらを他人に譲ったりしてしまった場合は違法になる場合があります。

実際に個人で代行業者を通さずに購入する場合、厚生労働省へ「営業のための輸入でないことの証明」を提出することが求められます。

購入数量が限定される

個人利用が目的なので、購入数量の上限があります。

以下「厚生労働省ＨＰ　医薬品等の個人輸入について」より

薬の個人輸入サイトは、あなたの委任により輸入代行しているだけ

アイドラックストアーやオオサカ堂などの「輸入代行業者」は、薬の個人輸入サイトは、あなたの委任により輸入代行しているだけなので、基本的に「輸入代行業者」は、商品についての責任を持ちません。

すべては自己責任です。

日本では未承認の医薬品・医療品の個人輸入を代行した場合には、違法になるケースがある。

広告の方法等、細かい規制がありますが、基本的には「日本では未承認のもの（日本国内では流通していないもの）」は、輸入代行業者も違法になるケースがあります。

日本国内では未承認・無承認の医薬品を販売しているサイトは、販売方法によります（すべてが違法ではない）が、多少「怪しい」販売業者の可能性があります。

まとめ

• 薬を個人輸入すること、輸入代行を利用すること自体は、違法ではない
• 個人輸入した医薬品を他人に譲るのは違法
• 未承認の医薬品を販売する業者は「怪しい」業者かもしれない
• 処方箋は日本国民を守る法律、国外では適用しない（個人輸入では必要ない）

北海道に住む　“おじさん”　です。法律の勉強をしています。ネット情報や行政情報を集めたり、発信しています。40代からネットを始めて、現在アラフィフです。