TiktokやYoutubeでバズっている「ヘドロトルネード」とは?やらせではないのか?本当に汚れは取れるのか?危険性は?
お風呂の追いだき配管に潜む“見えない汚れ”を洗い出すと話題の風呂釜洗浄剤 「ヘドロトルネード」。
メーカーは「風呂ヘドロ大噴出」と大々的にアピールしていますが、果たして本当に効果はあるのでしょうか?また安全性や成分はどうなのか――気になる点を掘り下げます。
販売会社と商品概要


- 販売元:株式会社リベルタ(生活雑貨・コスメ・掃除用品を扱うメーカー)
- 商品名:ヘドロトルネード 風呂釜洗浄
- 発売時期:2025年春から店頭販売開始
- 価格:およそ2,970円(税込)前後
- 特徴:酸性とアルカリ性、2種類の薬剤を使う二段階式洗浄。専用の「洗浄カップ」で薬剤を高濃度に作用させ、配管内の汚れを浮かせる。
成分は危険ではないのか?
- A剤(酸性)
- スルファミン酸(94%)
- クエン酸
→ 水垢・金属サビを溶かす強力な酸性洗剤。皮膚や目に触れると危険。
- B剤(アルカリ性・酸素系)
- 過炭酸ナトリウム
- 炭酸ナトリウム
- 重炭酸ナトリウム
- 抗菌剤(銀ゼオライト)
→ 酸素系漂白作用で皮脂・石鹸カスを分解。除菌・消臭効果もある。
結論:
- 成分は強力で取り扱いには注意が必要。
- ただし市販レベルに調整されており、説明書通りに使えば健康被害は避けられる。
- 手袋・マスク・換気が必須で、塩素系洗剤との混合は厳禁。
本当に汚れは取れるのか?
- 化学的根拠
- 酸性剤で水垢・金属サビを分解。
- アルカリ+酸素系漂白剤で皮脂・石鹸カス・雑菌を分解。
- 性質の異なる汚れを2段階で落とせる仕組み。
- 試験データ
メーカー発表では「雑菌99.9%除去」を第三者機関で検証済み。 - 利用者の声
実際に「茶色や黒い汚れが大量に出た」との口コミが多数。汚れの成分は皮脂・垢・サビの混合物と考えられる。
出てくる「ヘドロ」とは何なのか?薬剤の色では?
- 実際の汚れ
- 配管内に長年蓄積した皮脂・石鹸カス・入浴剤残り・水垢・サビが剥離したもの。
- 配管の構造上、日常の掃除では取り切れないため蓄積しやすい。
- 薬剤の反応による着色
- 酸性剤(スルファミン酸)が金属イオンや配管の素材と反応し、茶色く濁ることがある。
- つまり「茶色い=全部が汚れ」とは限らない。
まとめ:ヘドロが出ない動画も確認!
- 茶色い水の一部は薬剤反応による色。
- しかし、皮脂や垢などの有機物が剥がれ落ちている可能性も高い。
- 「100%演出」ではなく、実際の汚れ+薬剤反応が混じっていると考えるのが妥当。
危険性は?
- 成分そのものは強力だが、家庭用洗浄剤として流通可能な濃度。
- 正しく使えば危険ではないが、誤用すれば皮膚障害・目の損傷・有毒ガス発生のリスクあり。
- 換気・手袋・保護メガネ・単独使用が必須条件。

演出ではないのか?
メーカーは「汚れがドバドバ出てくる爽快感」を前面に出してPRしていますが、完全な演出ではありません。
ただし「出てくる茶色い水=全部が長年のヘドロ」というのは誇張の可能性があります。実際には:
- 配管の実汚れ(皮脂・石鹸カス・サビ)
- 薬剤反応による着色
この二つが混ざったものが「大噴出」していると考えられます。
視聴回数を稼ぐために「演出」している可能性が高い
バブルーン動画でも汚れを「演出」している動画が多くありました。
「ヘドロトルネード」でも演出が多くあるように感じます。
結論
使用時には安全対策(換気・保護具・他の洗剤と混ぜない)が不可欠。
ヘドロトルネードは強力な酸・アルカリ洗浄剤の組み合わせで、実際に汚れや雑菌を落とす効果はある。
茶色い水は「汚れ+薬剤反応」が混じっているため、100%汚れではない。
誇張的な演出要素もあるが、配管掃除としての実効性は確かにある。
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